【ケース04】アクアスチームヒーターを使用した加熱水蒸気炉
解決事例

【お客様からのご要望】

Case04 アクアスチームヒーターを使用した過熱水蒸気炉
「新熱工業さんの『アクアスチームヒーター』を使って、コンパクトな過熱水蒸気用の炉がつくれないだろうか?他メーカーによる過熱水蒸気発生器はサイズの大きなものが多く、コンパクトな炉にはなりにくいので。何とかならないでしょうか?・・・」
問題点確かに『アクアスチームヒーター』を使えば、コンパクトな炉ができそう。そこに当社の基幹製品であるヒーターを組み合わせることで蒸気の効率化も実現できるのではないだろうか?当社単独での開発は難しいので、装置メーカーに協力を仰ぎ、取り組んでみよう。

解決策

当社では、炉体そのものは製作できません。そこで炉体メーカーと一緒に、試作機の開発からスタートしました。

試作機の製作および試運転をひたすら繰り返し、現在ではバッチ炉とコンベア炉のラインナップを実現。
過熱水蒸気だけでワークを加熱しようとすれば、捨てる蒸気も増えて無駄が生じてしまうため、炉体はヒーターを使って温めます。
そして過熱水蒸気はワークを処理する分のみ効率的に供給。過熱水蒸気を炉内に吹出するノズルの形や配置、吹出穴数、吹出方向などなど、ノズル自体に多くのノウハウが潜んでいることが判明しました。

着手時点から、時間は多くかかりましたが、今では炉内の温度分布も非常に良好です。