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シーズヒーターの種類と使用上の注意点

シーズヒーターの概要


シーズヒーターとは、発熱線が鞘を被っているヒーターのことです。その特徴をいくつか紹介いたしますと、まず、発熱線と外側パイプの間に電気絶縁材が封入されていますから、通電中に電気に手が触れても感電することはないという点を挙げることができます。振動・外的な衝撃に強く、発熱線が酸化されないため、長寿命で使用できます。量産性に優れており、低価格で購入することが出来ます。熱伝達にも優れており、パイプ材質にすれば、高温の場所でも使用可能です。
そのため、他の種類のヒーターと比べても安全性が非常に高く、場所を選ぶことなく使用することが出来ます。衝撃に強いですから、地震が起きた際や対物・対人の衝撃の耐久性が高いです。ステンレス鋼、チタン、アルミ、インコネル鋼等の鞘で作られていますから、丸型だったり縦型など最適な形に曲げて使用することが可能です。
実は、幅広い日常生活場面において使われていますが、具体例を挙げますと、パソコンの集積回路やスマートフォン・テレビの液晶画面のような真空用装置用途です。フライヤー用途としても使用しております。医学の研究や化学の実験場面などの理化学的用途、常温以上に配管や機器の調節を図るプラント機器や機器加熱用途、温水器や列車の暖房でも使用されております。シーズヒーターは、物を温める際に正確な温度制御が出来ますが、部屋の温度を温めたりお湯を沸かしたりなどの場面では、ランニングコストを考慮すれば他の機器を使用した方が良い場合もあります。即効性や使用用途を踏まえて、機器を選ぶ必要があります。

使用上の注意点


シーズヒーターは安全性や性能が優れていて、種類も豊富にありますが、取り扱いの注意がいくつかあります。シーズヒーターの表面温度の設定値は、内部発熱線の使用限界温度に対して設計していますが、設計温度以上にて使用することは危険であり故障にもつながるので注意が必要です。液体加熱の際に、液位が低下すると液体からヒーターが露出します。そして、から状態にて使用することで、熱が伝わりにくい空気を加熱するので、ヒーターの温度が上昇し破損に繋がります。電源は常に入っている状態で使用することで、安全性はもちろん保温効果もあります。特に高い温度にて保温になる場合には、影響は大きいです。
シーズヒーターのニクロム発熱線には、融点は1400℃であり、温度が上昇することで破損してしまいます。900℃以上長時間使用することでも、断線しやすくなります。熱の伝わり方は、一般の金属の10分の1であり、絶縁材の厚み間で発生する温度差は大きいです。ヒーターの電力密度に比例して温度差は大きくなります。そのため、安全性や使用効果を維持するためには、ヒーターの長さを出来るだけ長くしており、ヒーターの表面電力密度を出来るだけ小さくなるような設計をしています。
使用上の注意を守ることで、大いに効果をもたらしてくれる便利なアイテムです。しかし、温度が非常に高く設定されており繊細ですから、危険との隣りあわせなことを理解して、それぞれの注意を順守したうえで使用することが大切です。

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